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非流動性ディスカウント

上場会社の株式は市場ですぐに売却できますが、非上場会社の株式を処分するには、買い手を探したうえで見つかった相手と個別に交渉する必要があります。手間と時間がかかるうえに、最も有利な価格で売却できる保証もありません。
このような換金の困難性を反映して、非上場会社の株価を上場会社の株価より割安に評価することを、非流動性ディスカウントと呼びます。

  非上場会社の株式=上場している場合の株価×(1-非流動性ディスカウント)
 

マルチプル法に基づく株価は上場会社の株価を基礎として計算されます。このため、非上場会社の株価を求めたい場合には、非流動性ディスカウントを適用する必要があります。

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