用語解説(資本政策)
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資本政策

資本政策とは、株式上場時に望ましい株主構成を実現するための、株式の移動、第三者割当増資、新株予約権の付与等に関する計画をいいます。


資本政策を通じて実現すべき目標としては、以下のような項目を挙げることができます。
・必要な時期に必要な事業資金を調達すること
・オーナーの経営権維持のために、安定株主を確保すること
・オーナーの持株に関する相続税対策(財産保全会社の活用等)
・役職員に対するインセンティブの付与(ストックオプションや従業員持株会)
・上場基準及びその後の指定替え基準の充足

資本政策の立案に当たっては、上場までの各時点における資金ニーズや株価を想定することが重要となります。できる限り合理的な事業計画を策定しておくことが望まれます。

上場に向かって企業が成長すると、株価も上昇していきます。いったん付与した株式を買い戻そうとすると、時期が遅くなればなるほどに多額の資金が必要となります。資本政策を実行する際には、事後のやり直しが難しいことに留意する必要があります。

 

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