割引率

関連知識

割引率とは、財産やキャッシュ・フローなどの将来の価値を現在の価値に換算するために用いる率(年率)のことをいいます。ディスカウントレートとも呼ばれます。DCF法による価値評価や、会計処理(退職給付会計や減損会計など)の過程において用いられます。

たとえば、ある事業について2年後に予想されるキャッシュ・フローが121あり、その入手の不確実性を考慮して求めた割引率が年率10%だったとします。この場合の現在価値は、年率110%(割合で表すと1.1)で2回割り戻して、以下のように計算されます。
121÷1.1÷1.1=100
この事業から2年後に得られる121は、現時点で100を得る場合と等価値であることを意味します。
割引率が大きいほど、現在価値は小さくなります。また、現在価値は複利計算によって求められるため、期間が長いほど、割引率の変化が現在価値の計算結果に大きな影響を及ぼすようになります。

割引率は、安全資産(無リスクの資産)の利回りとリスクプレミアム(リターンの不確実性に応じた上乗せ利回り)から構成されます。DCF法による価値評価においては、WACC(加重平均資本コスト)として求められるのが一般的です。